今回はSEOよりもさらに原点に立ち返って「webサイトをつくる目的」から考えていきたいと思います。
大体のwebサイトは今は仕事のためにやっていると思います。
個人でもやっていますが、今はブログやSNSが主流で、ネット黎明時代(90年代後半)のような個人ホームページを作っている人はもうほとんどいないのではないでしょうか。
資料:HOMEPAGE!(ホメパゲ!)
http://wtmhp.com/
思い出話になりますが、私もヤフーが提供する無料ホームページスペース「ジオシティーズ」を使ってホームページを作っていました。
ホムペとかHPとか略していましたが、専門的にはホームページはトップページのことであり、ページが集まった「webサイト」が正しい呼び名であります。
ジオシティーズで作られたサイトのコンテンツは大体、作りやすい
自己紹介
掲示板(BBS)
ゲストブック
リンク
が主流で、一向に完成しない工事中のイラストギャラリーやポエムなんかがあるものでした。
HTML(ハイパーテキストマークアップランゲージ)を勉強し、カッコで囲うことを覚え、CSS(カスケーディングスタイルシート)を使うとちょっと洒落た線などがつけられ、さらに発展すると掲示板やゲストブックなどのCGI(コモンゲートウェイインターフェイス)に手を伸ばしたものです。
そして画像を貼ったり色を変えたりしていると気づくのです。
載せたいコンテンツがない
ということに。
webサイトを作る理由は根幹であり、一番重要なのです。
ですが、別に人に言うほどのこともない。顔も出したくない。絵も上手いわけでもない。そんな感じで更新しなくなり過去の遺物と化していくのです。
これは会社でwebサイトを作った時もよく起こることです。
きれいなデザインを外注し、テキストをたくさん考えてページを作り、写真も撮り、業者に言われてSEOに効果あるのでとブログを最初だけ更新・・・
できたー!と最初はひと段落したと落ち着くのですが、だいたいブログの更新ができなくなっていきます。
新規公開後2週間くらいで検索結果にも大体は表示されるのですが、いつまでたっても固有名詞だけでしか表示されず、アクセス解析を見ても小さなジグザグだけ。
さぁ、ブログをかけと言われても意外とかけない・・・
それは、伝えたいことがないから。
webサイトに目的がはっきりしていないからなのです。
中小企業だったら他社のサイトをのぞいてみるべきです。更新していないサイトはものすごく多いです。
サイトを作るときにデザインをコンペに出し、仕様書を描き、こだわりのドメイン名を決め、写真やイラストもプロを使って制作しかっこいい動くサイトをつくっても、結局はお問い合わせ数がどれくらい増えたかや、来店数が上がった、EC(電子商取引)サイトに誘導したり、売り上げが上がったとか、広告収入が上がったなどの成果が見えないといけません。
サイトを作ることが目的になって、よくある「手段が目的になる事例」はあとを経ちません。
webの成功には目的を定めて、足りないところは勉強し知識をつけどんどん実行する。
自社サービスや自社商品を改めて見直し、すぐれているところはどこかもう一度考える。伝えたいことをもう一度整理する。
他より劣っていたら、それは改善のチャンスです。
これが大事だと思います。
横文字が好きな場合は、
KPI(Key Performance Indicator=重要業績評価指標)とかPV(ページビュー)、UU(ユニークユーザ)のCV(コンバージョン=転換)が〜とか言ったりします。
ちなみにこのブログの目的はSEOの知識経験のアウトプットとポートフォリオです。
アクセスが増えれば広告を載せるのが目的です。