サイトを立ち上げて集客するのが普通になっています。
サイトと言ってもSNSやブログも広義で考えればサイトになりますが、他人のスペースを借りて運営している物ではなく、ドメインを取得して自ら運営していくサイトをさします。
お金や手間をかけてサイトを作り、どんなにデザインなどこだわり抜いても最終的には閲覧者がいなければ自己満足になってしまいます。
ユーザーはどういった経路でサイトへ来るのでしょうか。
人にURLアドレスを教えてアドレスバーに入力し直接おとずれる・・・ということはまずないでしょう。
メールやSNSにリンクを貼っておいたのでそのリンクを辿って・・・全くないわけではないですが、継続的にリンクを辿ってみてくれるでしょうか。
限られた人だけになってしまいます。
webサイトへのアクセスは基本的には検索エンジンからになります。
普段生活していてインターネットを調べ物に使うことがあると思います。
ヤフーやグーグルの検索フォームにキーワードを打ち込み検索結果が表示されます。
目に付いた文字列から知りたい情報をクリックし、ページへ訪れます。
検索エンジンは入力したキーワードから適切な結果があると判断したサイトを表示しています。
このしくみを知り、検索エンジンに最適化したサイト(※)を制作することがサーチエンジン最適化(Search Engine Optimization, 頭文字をとってSEO)です。
※ページが集まったものをサイト、単体はページと呼びます
広告とは違うwebサイト
ドットコムバブル(死語)の時代、主にグラフィックデザインや印刷物を制作していたデザイン会社が「24時間営業してくれる名刺代わりのホームページを作りませんか?」と営業していたのを思い出します。
黎明期は専業でwebデザインをやる会社は少なく、印刷をメインにやっているデザイン会社が、デザイン案を持ってきて話を進めてwebサイトを作ったりしていました。
そのことから、webデザインを広告のデザインと混同してしまう事例が多いです。
どうしても広告と同じに考えてしまうと、自分たちの主張ばかりで、ユーザーの立場に立った文章や、細かい情報を省きがちです。
こだわって作る=見た目のデザインを修整をすることが多いです。
サイト作りは見る人のことを考えて用意することが基本です。
見た目の美しさはたしかに人を引き付ける部分があります。
それからデザインは見た目だけではなく機能性もカバーします。
「見た目」はないがしろにできない要素ではありますが、ここで流入経路についてイメージを戻してみましょう。
調べ物をしているときデザインの美しさが大事でしょうか。
重要なのは、掲載されている情報や写真ではないでしょうか。
現在、ツイッターやline等で情報をやり取りしていてデザインが美しい!と思うことがあるでしょうか。
多くの人が使うアプリケーションは機能性のデザインは優れていても「見た目」を一番に重視しているでしょうか。
(※制作者目線で考えればすべてが気になりますが・・・)
スマートフォンが主流の現在ではなおさらです。
欲しい商品のきれいな写真がある、探していたテキストが読みやすく表示されていることが重要です。
載せたいことを整理してきれいに見せることはSEOで一番大事な要素だと思います。